【-親切・恩恵・慈愛について-】
《慈善》……困っている人を助けるために、お金や物品を与えて援助すること。
《偽善》……うわべを飾って、心や行ないが正しいように見せかけること。
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・他人に対しても自分に対しても親切であること。
人の生きるのを助け、自分自身の生きるのを助けること。これこそ真の思いやりである。
by E.アラン
・親切は社会を結びつけている黄金の鎖である。
byドイツの諺
・親切で付き合いやすい人間は、能力はあるが付き合いにくい人間より貴重である。
byカリン・アイルランド
・愛するとは、誰かに親切を施したいと望むことである。
byトマス・アクィナス
・他の親切は、その当時にこそ余計なお世話に見えるが、
後になると、もういっぺんうるさく干渉してもらいたい時期が来るものである。
by夏目漱石
・親切にしなさい。
あなたが会う人はみんな、厳しい闘いをしているのだから。
byプラトン
・良い判断は無分別な親切に勝る。
byアイソポス
・人が自分に施してくれた恩恵は忘れてはならないが、自分が他人に施した恩恵は忘れなくてはならない。
by『戦国策』
・人殺しを許す慈悲は人殺しを育てるに等しい。
byシェイクスピア「ロミオとジュリエット」
・幸福になる義務ほど過小評価されている義務はない。
幸福になることで、人は世間に匿名の慈善を施している。
byスティーブンソン
・他人の恩義は、そのお返しが出来ると思っているうちは嬉しいが、
到底その力もないとなると、感謝より憎悪で報いたくなるものである。
by C.タキトゥス
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・百の悪行に悩まされて自分の罪を感じている悪人よりも、
小善を積んで己の悪を認める偽善家のほうが仏の愛から洩れている。
by倉田百三
・慈善は、それが犠牲である場合のみ慈善である。
byトルストイ
・僕は慈善の金持ちを憎む。その財宝を取られまいとして鍵を堅くかけて深く蔵するけちん坊よりも、慈善家を憎む。
慈善家は我々を搾取し、我々を苦役してだましとって富みをみせびらかして、
そのうちからニ三文の施しを投げ与える。
byハイネ
・公にされることを望む慈善はもう慈善ではない。
byハットン
・偽善とは、不徳が徳に対してほんのわずか捧げた敬意である。
byラ・ロシュフーコー
・この世で犯された最初の罪は偽善である。
byリヒター
・人に施与するなら頼まれる前に与えよ。懇願されてからでは半分しか贈ったことにならない。
byリュッケルト
・関心を全然持たない人々にはつねに親切でありうる。
byワイルド
・人への親切、世話は慰みとしてしたい。義務としてはしたくない。
by菊池寛
・犬を可愛がれば、洋服が汚れる。
byイギリスの諺
・恩恵を施す者はそれを隠せ。恩恵を受けるものはそれを公にせよ。
byセネカ
・悪い人間に親切をすると二度ひどい目にあう。金を失って、しかも感謝されない。
byテオグニス
・本当の親切ほどまれなものはない。人に対して親切なつもりでいる人は、
通常ただ人を喜ばせようとする心か、さもなければ弱い心しか持っていない人だ。
byラ・ロシュフコー
・もし人が、この世界から親切の絆をたち切ってしまうならば、
どんな家もどんな都市も存続することができない。
byキケロ
(25-04/10/15)